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―第5回―
2019年4月13日放送回
呪われた地に眠る
平家の財宝を探せ!
一般視聴者から公募で選ばれた“一般調査員”がチームに分かれ、2泊3日で『財宝』を探すという視聴者参加型の企画。
今回は栃木県日光市の山林にあると言われる『平家の財宝』を探します。
新しく見つかった資料などから、埋蔵金(隠し財宝)の中でも存在する可能性が高いと言われているため、今までで一番多くの応募がありました。その中から抽選で選ばれた21名が挑戦します。
財宝が見つかれば、見つけたチームにも賞金が手に入ります。
さて、財宝は見つかるのでしょうか?
是非お楽しみください。
※一般の方なので、モザイクをかけて放送します。

平家の落人と所野村
今回の舞台となるのは栃木県日光市所野。
この地の領主の末裔、所野家には代々伝わる『所野村』の歴史があり、文献も残されています。
――1185年、天下を二分にした源平の壇ノ浦の戦いに敗れた平家。平伊周(たいらのこれちか)は後半戦いには参加せず、平家の財宝(反物・書籍・陶磁器・舶来品・宋銭・金銀銅等)を任され、30名の家臣と共に関東へ下りた。
伊周一行は山に入り、所野村(現在の日光市所野)に辿り着く。貧しい村で、農作物も育ちにくく、折角子供が生まれてもすぐ死んでしまうため、年寄りが多かった。いざとなれば全員殺してしまえばいいと判断した伊周は、領主・所野庄左エ門(ところのしょうざえもん)の家に世話になる。庄左エ門には10歳の娘がおり、若くして亡くなった母が美しかったため、村においておくのは勿体ないほどの美少女だったが、領主といえど貧しい生活で栄養もまともにとれず病弱だった。
家臣の中でも、医学の心得がある者が病気を見たり、農作物に詳しい者が土地にあった穀物を提案し育てたり、隣村で食材を買い込んで村人に振舞うなどしているうちに、村は少しずつ活気を取り戻し、伊周一行はまるで救世主のように崇められるようになった。
領主の娘は日に日に美しく成長し、伊周と結婚。領主は家督を譲り、伊周はこれを機に『所野伊周(ところのこれちか)』と改める。家臣たちも近隣の村から嫁を貰い所帯をもつ等で所野村は発展していった。
その後、伊周が隠したであろう財宝がどうなったかの記録がないため、所野の地にはまだ「平家の財宝が眠っているのではないか」とたびたび言われてきましたが、1980年代に開発が進み、ペンション・別荘エリアとして発展していったことで、『平家』の話はすっかり消えていきました。

所野村の新たな真実
2018年、平家落人の里として今でも語り継がれている日光・湯西川で、平伊周の手紙や所野村との交流を記録した文献が見つかりました。
湯西川の歴史については直接的に関わるわけではないので、ご興味のある方はこちらをご参照ください。
湯西川温泉の歴史
この文献の発見により、今まで伝えられてきた所野の歴史に新たな真実が判明しました。
――伊周(これちか)はいざ源氏が踏み込んできた時のため、屋敷の裏山を掘り、村の人々とともに石造りの建物を作ると、再び土をかぶせ、そこに蔵があることはわからないようにした。
伊周は、湯西川村に一族とともに逃げ延びた平清盛の嫡男・平重盛の六男・平忠房に手紙を送った。
「領主の家より東に1町30歩、南に1町のところ。山林の中に、石造りの蔵を作り隠した。目印は一族の祖高望王様を祀る祠。いつか平家が再び天下をとるまでこの財宝を護り続けるが、我々に何かあればこの財宝をあなたたちに託す」
しかし伊周は領主になった途端、何かに憑りつかれたように残酷で独裁的になっていった。逆らった者を容赦なく罰するその横暴さに耐えきれず湯西川に移り住む者もいたほどだった。
やむなく家臣一族や村の若者たちが一揆を決行、伊周の一族を滅ぼし、人望のあった家臣の一人、沼田公長が所野と名乗り、領主を継いだ。
領主の屋敷があったとされるエリア一帯は、現在でも領主の末裔である所野家が所有・管理していますが、今回番組の企画に協力してくださった所野裕一郎さんは、新たな真実を知り、納得のいった部分があると言いました。
「領主の屋敷があったとされるエリア一帯は、江戸時代から開拓のたびに事故や災害が多発し、昭和になって一帯が開発される中でも、予期せぬ事故や開発会社が倒産する等が原因で開発が断念されてきました。地図を見れば、周囲に多くのペンション群があり、道路等も整えられているのに、このエリアのみ手を加えられていないのがよくわかると思います」
(マップ上の赤く囲った部分)

「このことは代々『所野伊周が死してもなお財宝を護ろうとしている』と伝わっていましたが、一族の繁栄を願うなら、変な話だなと思っていました。実際に80年代頃、周囲はペンションバブルだというのにウチはこのエリアの開発にあたり色々と不幸が重なり、経営危機に陥りましたので。
なので今回湯西川から出てきた文献によると、我々は平伊周の末裔ではなく、伊周を滅ぼした沼田公長の末裔ということになります。つまりこれは『伊周の呪い』なんだとわかると、変な話ですが、腑に落ちました」
―ミッション―
呪われた地に眠る
平家の財宝を探せ!
今回は『伊周の呪い』が今でも発動しつづけるこのエリアで『隠された財宝』を探すというミッションになります。
呪われた地で、勇気ある21名の挑戦者たちは財宝を見つけることができるのか!命がけのトレジャーハントが開幕します!

―結果―
ミッション未達成
財宝見つからず!
【番組からのお詫び】
番組内で今回宿泊したペンションの関係者が行方不明になっている件について『伊周の呪い』と関係があるかと視聴者の皆様に誤解されるような表現になってしまったことを深くお詫びします。1日でも早い解決をお祈り申し上げます。
テレビ毎日

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